こんな夢を見た(二)2007/03/16

 ホールの客席は年配のご婦人方でほぼ埋め尽くされており、それは、大物歌手も登場するような演歌の興行のようだった。
新人歌手の私は、前座という位置付けで出演させてもらえることになったらしく、怖気づきそうになる自分を奮い立たせ、溌剌と舞台へ出て行ったものの、流れてきた自分の曲をまったく知らないことに気がついた。

 さすがに動揺はしたものの、でたらめな歌詞と節回しでなんとか1曲を歌いきり、拍手までもらった私は大したものだと思い、また、演歌というのは懐が深いものだと思った。