空港ラン2009/07/12

帰路の夕日
(帰路の夕日)

 晴れた日曜の午後4時。普段通りであれば、大師橋をこえて川崎方面へ向かうコースをジョギングするところだが、急に思い立って空港の方へと向かったのだった。

 毎朝散歩で通る川沿いの道から弁天橋を渡り、短いトンネルをくぐると、空港へと続く荒涼とした風景が広がっていた。
右手には海。まっすぐ空港へ続く道路と、道路に併走するようにモノレールの高架。遠く左手には、建設中の新国際線ターミナルの骨組みが佇んでいる。
片側2車線の道路沿いの歩道を走ることになるが、それほど交通量は多くなく、開けているので排気ガスはそれほど気にならない。

 潮風を感じながら走り、ときおり空港側から来たモノレールを追って振り返ると、西には遠く夕焼けに染まり始めた空。また海の方へ向き直ると青空。光る波と夏の雲。
iPodから流れる音楽も調和し、世界はなんて美しいのかという感覚に包まれる。
新国際線ターミナルビルが完成したり、沖合移転による跡地の利用が始まると、またこの風景も変わってしまうのかもしれない。

 次第に空港に近づくと、離陸する飛行機の大きさや近さに驚く。少し長いトンネルをくぐると、建物や道路が入り組み、随所に立ち入り禁止の表示も見え、さすがに管理エリアの趣である。iPodを外すと、頭の中ではなぜか「ビバリーヒルズ・コップ」のテーマが流れていたのだった。

 途中少し迷ったものの、無事に第1ターミナルへ到着。周辺の殺伐とした風景をよそに、夕方の空港内には観光気分が広がっていた。
空港に銭湯のような温泉施設があればいいのに、というのは贅沢か。

 帰路は夕日に向かって走る。往復で2時間程度、思いがけない良コースだった。